本記事について
このような方におすすめ
- 学生にデザイン会社でのインターンを経験させたいと考えている専門学校の教員の方
- 「大阪 デザイン会社 インターンシップ」で検索している学生や保護者の方
- インターン先を探しているが、何度も断られている方
記事を読む価値
本記事では、インターン希望者が増える一方で、実は多くのデザイン会社が受け入れに消極的である現状について触れつつ、「現場のリアルを学生に伝える」別のアプローチをご紹介します。実際の取り組み事例も掲載し、教育機関にとって実行しやすい方法としてご提案しています。
本記事の信頼性
当社パープルグラフィックスは、大阪を拠点にWEB制作や集客支援を行う制作会社です。これまで複数の専門学校からインターン希望のお問い合わせをいただいた経験があり、その中で実施した「出張講義」の取り組みについて、実例に基づいてご紹介しています。
デザイン会社のインターンを希望する背景
近年、専門学校では「インターンシップ=キャリア教育の一環」として重視されるようになってきました。
特にデザインやイラスト、WEB分野では、現場に触れる機会がその後の職業選択やスキル形成に大きく影響するため、多くの学校がインターン受け入れ先を探しています。
また、学校カリキュラムの一部として「インターンシップ科目」が設けられているケースも増え、学生の就職率向上やモチベーション向上のためにも、企業連携のニーズは高まっています。
でも、実はインターンを受け入れる制作会社は少ないのが現実
一方で、実際にインターンを受け入れている制作会社はごく一部。
その理由としては…
- 制作業務が忙しく、学生の指導にリソースが割けない
- 社外秘のプロジェクトや顧客情報が多く、学生に開示できる業務が限られている
- 在宅ワーク中心のため、常駐型のインターンを設計しづらい
- 短期間では「何をやらせればよいか」が曖昧になる
などの背景があります。
これは私たちパープルグラフィックスも同様で、以前、複数の専門学校様からインターンのご依頼をいただいた際も、上記の理由から受け入れをお断りしました。
インターンの代わりに“出張講義”という形で現場を届ける
とはいえ、「現場の話を直接聞ける経験」は学生にとって大きな財産になります。
そこで私たちは、インターンの代替案として「講義」という形でのご協力を提案しました。
実例:専門学校にて実施した講義内容(一部)
- デザイン会社の1日のスケジュール(制作・打ち合わせ・納品など)
- 専門学校と現場の違い
- 学生時代に磨いておくと就職に有利なスキル・考え方
- ポートフォリオで評価されやすいポイント
- クライアントワークでのコミュニケーションの重要性
※講義は基本的に無料で対応しています。大阪府内や近隣の京都・奈良・神戸エリアであれば出張も可能です。
なぜ講義スタイルが学校にも学生にも好評だったのか?
学校側のメリット
- 1日だけで完結できるため、カリキュラムに組み込みやすい
- 受け入れ体制や保険などの事務手続きが不要
- 就職指導にもつながる具体的な情報を提供できる
- 無料で依頼ができる
学生側のメリット
- 「本当にこの仕事に向いているか」を見極めるきっかけになる
- ポートフォリオや面接で活かせる具体的な視点が得られる
- 現場で働く人の生の声を聞くことで、将来像がより明確になる
講義をきっかけに、広報のご担当者へご提案も可能です
この取り組みを通して、学校のご担当者さまと信頼関係が生まれ、結果として、ホームページや集客のご相談もお受けして、実際に支援をお受けするケースもございました。
私たちは、教育機関の広報活動やWEB戦略の支援にも力を入れており、複数の学校法人様からWEB集客のご依頼を受けて現役で支援しております。
「学生向けの講義をお願いしたい」「その後、集客面も相談したい」といったご相談も大歓迎です。
まとめ|インターンだけが“現場理解”の手段ではありません
専門学校では、学生に現場の空気や実務の流れを体験させる「インターンシップ」のニーズが高まっています。
しかし、現実にはすべてのデザイン会社が受け入れ体制を整えているわけではなく、業務都合などから難しい場合も多く存在します。
そんな中、私たちパープルグラフィックスでは、「出張講義」という形で、現場の知見を学生に届ける機会を提供してきました。実際に専門学校に赴き、制作フローや必要なスキル、就職後に役立つ視点などを伝えることで、学生・教職員の双方から高い評価をいただいています。
結果的に、講義をきっかけとして学校側と信頼関係が生まれ、その後、広報やWebサイトでの改修やWeb集客のお手伝いをご依頼されるケースにもつながっています。
大阪・奈良・京都・神戸エリアの専門学校関係者の皆さま。
もし、学生に“現場のリアル”を伝えたいとお考えでしたら、お気軽にご相談ください。