本記事について
このような方におすすめ
- デザイン業界を目指す専門学校生・スクール生
- 就職活動中で、自分の適性に不安がある方
- 指導にあたる教員やキャリアセンターの方
記事を読む価値
「デザイナーになりたい!」という想いがある一方で、「実際の現場ってどんな雰囲気?」「仕事についていけるのかな」と不安を感じる方も多いと思います。
本記事では、現場でよくあるリアルな“ギャップ”や、“就職前にやっておいて良かったこと”をご紹介します。
本記事の信頼性
この記事は、現役で制作会社を経営するデザイナーが執筆しています。大阪を拠点に多数の現場を経験し、現在は教育機関への講義も行なっています。
「好き」だけでは続かない?現場でのリアル
デザイン業界は「好きなことを仕事にできる」反面、以下のような厳しさもあります。
- 納期や修正に追われるスケジュール
- クライアント対応のコミュニケーション力
- 働きながらも独学や自己成長が求められるスキルアップ
「楽しいだけじゃない」と知ったうえで入ると、モチベーションの維持やキャリアの設計も現実的にできます。
学校と現場でのギャップとは
学校の課題 | 現場の案件 |
---|---|
自分のペースで制作 | クライアントの要望・納期に合わせた制作 |
評価は先生と自分のみ | 評価者はクライアントとユーザー |
課題は自由度が高い | 制作物は仕様・制限が多い |
条件をクリアすれば単位取得 | 要件を満たしていてもやり直しをさせられることも… |
このような「現場特有の条件」に対応できるかどうかが、就職後のストレスを減らすカギになります。
就職前に身につけておきたいこと
- 自己管理力:納期を守る、報連相ができる
- 基礎デザイン力:配色・レイアウトの基礎
- ポートフォリオ:実務を想定した構成
- 情報整理力:文章・構成の力も重要
実際の現場では「見た目のデザイン」だけでなく、「伝わる構成」や「課題を解決する設計」が求められます。
インターンが難しいなら“出張講義”という手段も
とはいえ、現場体験をしたくても、インターンを受け入れている会社は一部です。
そんなときは、「現役のデザイナーを学校へ呼んで、リアルな話を聞いたり学生が直接質問する」という手段もあります。
実際に当社では、インターンの代わりに講義という形で専門学校に訪問し、現場の話を届けています。
講義内容は、制作の流れやリアルな体験談、採用側の目線など、学生にとって「気づきの多い時間」になったという声も多数あります。
まとめ:リアルを知ることが、理想の就職への第一歩
就職活動の前に「現場のリアル」を知ることで、ミスマッチを防ぎ、理想のキャリアを描くことができます。
ご希望があれば、講義のご相談もお気軽にご連絡ください。
私たちも、デザインの楽しさと現場のリアルを、次世代に伝えていきたいと考えています。